スプール弁/回転弁/ボール弁
油圧及び空気圧用語において、”(3)エネルギー制御に関する用語”の分類の中で、”(b)制御弁”に分類されている用語のうち、『スプール弁』、『回転弁』、『ボール弁』のJIS規格における定義その他について。
油圧及び空気圧機器、或いは油圧及び空気圧システムに関して一般に用いられる主な用語として、油圧及び空気圧用語(JIS B 0142)において、”(3)エネルギー制御に関する用語”の分類の中で、”(b)制御弁”に分類されている油圧及び空気圧用語には、以下の、『スプール弁』、『回転弁』、『ボール弁』などの用語が定義されています。
油圧及び空気圧用語(JIS B 0142)
⇒【(3)エネルギー制御に関する用語 > (b)制御弁 】
分類: 油圧及び空気圧用語 > (3)エネルギー制御に関する用語 > (b)制御弁
番号: 3207
用語: スプール弁
定義:
スプール(※1)を用いた滑り弁。
対応英語(参考):
spool valve
分類: 油圧及び空気圧用語 > (3)エネルギー制御に関する用語 > (b)制御弁
番号: 3208
用語: 回転弁
定義:
回転又は揺動する回転体の滑り面を利用して、開閉の作動を行う滑り弁。
対応英語(参考):
rotary valve
分類: 油圧及び空気圧用語 > (3)エネルギー制御に関する用語 > (b)制御弁
番号: 3209
用語: ボール弁(※2)
定義:
弁体が球状の滑り弁。
対応英語(参考):
ball valve
(※1)
スプールとは、円筒形滑り面に内接し、軸方向に移動して流路の開閉を行うくし形の構成部品のことです。
(※2)
ボール弁の球状の弁体には、全球面と半球面のものがあります。
一般にコックに類似するバルブと言えます。
コックとは、テーパ又は平行状の弁座をもつ本体の内部に、回転できる栓が収まっている流体遮断の機器の総称です。
栓を90度又はそれ以下で回転させて開閉を行います。