ラム/スリーブ/スプール/ランド部
油圧及び空気圧用語において、”(1)基本用語”の分類の中で、”(g)要素”に分類されている用語のうち、『ラム』、『スリーブ』、『スプール』、『ランド部』のJIS規格における定義その他について。
油圧及び空気圧機器、或いは油圧及び空気圧システムに関して一般に用いられる主な用語として、油圧及び空気圧用語(JIS B 0142)において、”(1)基本用語”の分類の中で、”(g)要素”に分類されている油圧及び空気圧用語には、以下の、『ラム』、『スリーブ』、『スプール』、『ランド部』などの用語が定義されています。
油圧及び空気圧用語(JIS B 0142)
⇒【(1)基本用語 > (g)要素 】
分類: 油圧及び空気圧用語 > (1)基本用語 > (g)要素
番号: 1709
用語: ラム
定義:
シリンダー(※1)、アキュムレータなどに用いるプランジャ。(※2)
対応英語(参考):
ram
分類: 油圧及び空気圧用語 > (1)基本用語 > (g)要素
番号: 1710
用語: スリーブ
定義:
中空の円筒形の構成部品で、ピストン、スプールなどを案内するハウジングの内張り。
対応英語(参考):
sleeve
分類: 油圧及び空気圧用語 > (1)基本用語 > (g)要素
番号: 1711
用語: スプール
定義:
円筒形滑り面に内接し、軸方向に移動して流路の開閉を行うくし形の構成部品。
対応英語(参考):
spool
分類: 油圧及び空気圧用語 > (1)基本用語 > (g)要素
番号: 1712
用語: ランド部
定義:
スプールの弁作用を営む滑り面。
対応英語(参考):
land
(※1)
シリンダーとは、シリンダー力が有効断面及び差圧に比例するような、直線運動をするアクチュエータ(流体のエネルギーを用いて機械的な仕事をする機器)のことです。
真空シリンダー、単動シリンダー、複動シリンダー、片ロッドシリンダー、両ロッドシリンダー、クッション付シリンダー、可変ストロークシリンダー、デュアルストロークシリンダー、タンデム形シリンダー、テレスコープシリンダー、ラム形シリンダー、ピストン形シリンダー、ベローズ形シリンダー、ダイアフラム形シリンダー、差動シリンダー、多位置形シリンダーなど、様々な形式のシリンダーがあります。
(※2)
プランジャとは、シリンダー内を往復運動しながら、流体圧力と力の授受を行うための直径に比べて長さの長い機械部品のことです。
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