最低作動圧力/設定圧力/クラッキング圧[力]/レシート圧[力]
油圧及び空気圧用語において、”(1)基本用語”の分類の中で、”(d)圧力”に分類されている用語のうち、『最低作動圧力』、『設定圧力』、『クラッキング圧[力]』、『レシート圧[力]』のJIS規格における定義その他について。
油圧及び空気圧機器、或いは油圧及び空気圧システムに関して一般に用いられる主な用語として、油圧及び空気圧用語(JIS B 0142)において、”(1)基本用語”の分類の中で、”(d)圧力”に分類されている油圧及び空気圧用語には、以下の、『最低作動圧力』、『設定圧力』、『クラッキング圧[力]』、『レシート圧[力]』などの用語が定義されています。
油圧及び空気圧用語(JIS B 0142)
⇒【(1)基本用語 > (d)圧力 】
分類: 油圧及び空気圧用語 > (1)基本用語 > (d)圧力
番号: 1413
用語: 最低作動圧力
定義:
機器の作動を保証できる最低の圧力。
対応英語(参考):
minimum operating pressure
分類: 油圧及び空気圧用語 > (1)基本用語 > (d)圧力
番号: 1414
用語: 設定圧力
定義:
圧力制御弁などにおいて調節される圧力。
対応英語(参考):
set pressure
分類: 油圧及び空気圧用語 > (1)基本用語 > (d)圧力
番号: 1415
用語: クラッキング圧[力]
定義:
逆止め弁(※1)、リリーフ弁(※2)などで圧力が上昇し、バルブが開き始めて、ある一定の流れの量が認められる圧力。
対応英語(参考):
cracking pressure
分類: 油圧及び空気圧用語 > (1)基本用語 > (d)圧力
番号: 1416
用語: レシート圧[力]
定義:
逆止め弁、リリーフ弁などでバルブの入口側圧力が降下し、バルブが閉じ始めて、バルブの漏れ量がある規定の量まで減少したときの圧力。
対応英語(参考):
reseat pressure
(※1)
逆止め弁とは、チェック弁とも言われ、一方向だけに流体の流れを許し、反対方向には流れを阻止するバルブのことです。
(※2)
リリーフ弁とは、回路内の圧力を設定値に保持するために、流体の一部又は全部を逃す圧力制御弁のことです。