標準状態/基準状態/比熱比/断熱変化
油圧及び空気圧用語において、”(1)基本用語”の分類の中で、”(b)作動流体”に分類されている用語のうち、『標準状態』、『基準状態』、『比熱比』、『断熱変化』のJIS規格における定義その他について。
油圧及び空気圧機器、或いは油圧及び空気圧システムに関して一般に用いられる主な用語として、油圧及び空気圧用語(JIS B 0142)において、”(1)基本用語”の分類の中で、”(b)作動流体”に分類されている油圧及び空気圧用語には、以下の、『標準状態』、『基準状態』、『比熱比』、『断熱変化』などの用語が定義されています。
油圧及び空気圧用語(JIS B 0142)
⇒【(1)基本用語 > (b)作動流体 】
分類: 油圧及び空気圧用語 > (1)基本用語 > (b)作動流体
番号: 1207
用語: 標準状態
定義:
温度20℃、絶対圧101.3kPa、相対湿度65%の空気の状態。
備考:
ISO 5598 ではこれを standard reference atmosphere condition と呼び、略号 A.N.R. で表す。
対応英語(参考):
standard condition
分類: 油圧及び空気圧用語 > (1)基本用語 > (b)作動流体
番号: 1208
用語: 基準状態
定義:
温度0℃、絶対圧101.3kPa での乾燥気体の状態。
対応英語(参考):
normal condition
分類: 油圧及び空気圧用語 > (1)基本用語 > (b)作動流体
番号: 1209
用語: 比熱比
定義:
κ=(Cp/Cv)
ここに、
Cp:定圧比熱
Cv:定積比熱
備考:
断熱変化では Pvκ=一定 の関係が成立し、比熱比κを断熱指数ともいう。
対応英語(参考):
ratio of specific heat
分類: 油圧及び空気圧用語 > (1)基本用語 > (b)作動流体
番号: 1210
用語: 断熱変化
定義:
比熱比をκとした場合 Pvκ=一定 となる状態変化。
対応英語(参考):
adiabatic change
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